口の中には300~700種類の細菌が生息していると言われています。プラーク1㎎には1億個以上の細菌が存在しています。歯をしっかりと磨く人で1000~2000億個、あまり磨かない人で4000~6000億個の細菌が種類ごとにまとまって口の中に生息しています。これがまるで植物の群生に見えることから「口内フローラ(花畑)」と呼ばれています。フローラを形成する菌には、善玉菌(ミティス菌・ロイテリ菌など)、悪玉菌(ミュータンス菌・ジンジバリス菌など)、日和見菌(肺炎球菌・ブドウ球菌・大腸菌など)があり、悪玉菌が増えると口の中の健康状態が悪くなります。口の中や体の状態で日和見菌は悪玉菌になったり、善玉菌になったりします。悪玉菌に偏らないように口内フローラのバランスを整えることは全身の健康にも繋がります。
口内フローラを良い状態に保つには・・・
① 口の中を清潔に保つ
悪玉菌のえさになるプラークを取り除きましょう。特に就寝前はフロスや歯間ブラシ
なども併用してしっかりと清掃しましょう。歯科医院での健診もお勧めです。
② 口の中を唾液で潤わせる
唾液には口内フローラを良い状態に保つための抗菌成分「ラクトフェリン」が含まれ
ていて、細菌の増殖を抑える働きがあります。よく噛んで食べ、唾液線マッサージを
とりいれましょう。
よしはら歯科医院のホームページはこちら。
山形県山形市若宮3-1-22
tel : 023-685-8741