当院では、大人と同じようにお子さまの治療を大切に考えています。いきなり治療を始めると、怖がって泣いたり嫌がったりして治療ができなくなるケースも珍しくありません。初めてむし歯治療を受けるお子さまは最初の第一歩が肝心です。ここで自信を失ってしまうとトラウマになり、歯医者さん嫌いのお子さまになってしまいかねません。当院の小児歯科では、お子さまに自信を与える優しい診療を心がけています。
最初はトレーニングから始めます
まずは、歯医者さんの雰囲気に慣れることが大切だと考え、初診時は治療をせずに、スタッフがお子さまとお話しをして、今何をする場所にいるのかを優しく分かりやすく説明します。キッズコーナーで遊んでいただいたり、治療器具のトレーニングなどを取り入れたりしながら、歯医者さんは怖くないことを理解していただいてから、次のステップに移ります。
上手にできたら、しっかり誉めて自信を与えます
お子さまは、ほめられるとできることがどんどん増えていきます。スタッフはどんな小さなことでも見逃さず、少しでも上手にできたら「良くできたね」としっかりほめてあげます。ほめられればほめられるほど「僕はできるんだ!」と自信がつきます。やがて不安や恐怖心が消えていき、安心して治療を受けられるようになります。
麻酔前に必ず体調をチェックします!
お子さまが慣れてきたら、いよいよ治療が始まります。麻酔が必要な場合は必ず体温を測り、健康状態を確認してから麻酔をかけます。もし風邪をひいて熱があったり、三半規管の調子が悪かったりすると、痛みを強く感じる場合があります。体調が悪い上に痛い思いをさせてしまっては、お子さまに苦痛を与えるだけです。場合によっては次回にすることもあります。