歯の状態によっては、麻酔が効きにくい場合があります。症状や患者さまの体質などによって異なりますので、一人ひとりの状態を見ながら適切な対応をいたします。
麻酔が効きにくい場所を治療する場合
歯の場所や状態を見れば、麻酔が効きにくいかどうかは判断できます。事前にこれから麻酔が効きにくい場所を治療することをお伝えし、できるだけゆっくり時間をかけて麻酔をしっかり効かせます。また、外科的な処置を行う時は、必ず血圧を測定してから麻酔をします。
恐怖心の強い方は...
患者さまの中には、白衣を見ただけで恐怖心を感じるなど、いわゆる歯科恐怖症の方がまれにいらっしゃいます。そのような方に麻酔をすると、針を刺す時に血圧が上昇して身体に負担がかかる場合があります。恐怖心が強い方には、事前に麻酔の説明をすると同時に、血圧を測定いたします。明らかに血圧が上昇している場合、その状態で麻酔をするのはとても危険です。患者さまの安全を再優先に考えますので、治療をしない場合もあります。
薬を服用中の方は......
高血圧の方の場合、内科を受診されてから改めて来院いただくことがあります。また抗鬱系の薬や向精神薬など、薬によっては麻酔が効きにくくなることがあります。事前に確認をいたしますので、服用中のお薬がありましたら必ずお知らせください。